井上尚弥は何階級制覇できる?天心・井岡・亀田との対戦の可能性を検証!

この度、パウンドフォーパウンドで1位を獲得し、名実ともに現役最強の格闘家と評された井上尚弥選手。
この先彼が何階級まで上げて、そこでいくつの団体を制覇するのか気になるところです。今後の井上尚弥選手の華やかな未来について検証しました。
また、日本国内において著名なボクサー、先日も防衛戦を勝利した井岡一翔選手、総合格闘技で無敗のままボクシングに転向した那須川天心選手、亀田三兄弟、最強選手の亀田和毅選手らが近い階級で存在します。

そこで彼らがが井上尚弥選手とどの階級で戦う可能性があるか徹底調査したのでご紹介します。

目次

井上尚弥は何階級制覇できる?

まずは、井上尚弥選手がどの階級にいるか確認してみましょう。ボクシングにはWBA・WBC・IBF・WBOという主要4団体が存在し、それぞれに17階級あり、チャンピオンがいます。階級の名称は各団体によって異なります。
余談ですが、村田諒太選手の情報も載せてます。

階級体重(キロ)体重(ポンド)MEMO
ミニマム級
(ストロー級)
(フライ級)
47.62キロ
以下
105ポンド
以下
ライトフライ級
(ジュニアフライ級)
48.98キロ108ポンドWBCライトフライ級
チャンピオン(返上)
(2014年4月・6戦目)
フライ級50.80キロ112ポンド
スーパーフライ級
(ジュニアバンタム級)
(ライトバンタム級)
52.16キロ115ポンドWBOスーパーフライ級
チャンピオン(返上)
(2014年12月・8戦目)
バンタム級53.52キロ118ポンドWBA・WBC・IBFバンタム級
チャンピオン(2018~22年)
WBSSチャンピオン
(同年/全団体統一トーナメント)
スーパーバンタム級
(ジュニアフェザー級)
(ライトフェザー級)
55.34キロ122ポンド
フェザー級57.15キロ126ポンド
スーパーフェザー級
(ジュニアライト級)
58.97キロ130ポンド
ライト級61.23キロ135ポンド
スーパーライト級
(ジュニアウェルター級)
(ライトウェルター級)
63.50キロ140ポンド
ウェルター級66.68キロ147ポンド
スーパーウェルター級
(ジュニアミドル級)
(ライトミドル級)
69.85キロ154ポンド
ミドル級72.57キロ160ポンド村田諒太
元WBAスーパー王座
スーパーミドル級76.20キロ168ポンド
ライトヘビー級79.38キロ175ポンド
クルーザー級
(ジュニアヘビー級)
90.71キロ200ポンド
ヘビー級90.719キロ以上200ポンド以上

2022年6月7日にWBCバンタム級のチャンピオン戦でノニト・ドネアに2ラウンドTKO勝ちし、バンダム級3団体統一チャンピオンになったことは記憶に新しいですね。ちなみにドネアは5階級制覇した経歴を持つレジェンドボクサー。

年末にWBOチャンピオンに挑戦し4団体統一を目指すか、スーパーバンダム級に上げて4階級制覇を目指すかは、相手の動向により変化しそうです。

さて本題に戻りまして、井上尚弥選手は何階級制覇できるのか?という事ですが、大橋ジムの大橋会長曰く「尚弥の適正体重はスーパーバンダム級」だという事です。最も力を発揮できる階級ではないところで4団体統一を成し遂げようとしている状況です。

現在の階級はベストの階級ではなく、筋力を削り体重を落としているため、さらにパワーは上がるといいます。ただ、当然ながらライバルのパンチ力も上がるため、一発に対するリスクが高まっていきます。元チャンピオンや井上尚弥選手とスパーリング経験のある国内チャンピオンクラス選手のコメントをチェックしてみました。

こちらの動画はOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級チャンピオンの三代大訓選手(後ろにポスターが貼っている)選手は(動画7:00頃)「階級差を感じない」「どのパンチもやばい」と語っています。

またパワーで有名な日本フェザー級元チャンピオンの右ストレート(最も強いパンチ)と井上尚弥選手の左ジャブ(最も弱いパンチ)が同じくらいだったという内容は衝撃的です。 (動画7:50頃)

階級が下なのに、地面に根を張ったようで動かなく、動くときは高速で移動するという、スパーリングを経験したからこその体験談は生々しいですね。

井上尚弥選手の通常体重が60キロ弱という事なので、単純に体重という観点に基づいて言うのであれば、

スーパーバンダム級→フェザー級→スーパーフェザー級

この辺までは現実味を帯びています。
これを成し遂げたら6階級制覇となり、あの伝説級ボクサーパッキャオに並びます。
しかし、こちらの動画を見ると本人は階級を上げることについてはかなり慎重な意見を持っていました。

「仮にバンダム級に敵がいなくなったとしても、スーパーバンダム級に上げることによってパフォーマンスが落ちるのであれば、それはしない」と断言しています。

また、別の場所では、「スーパーフェザー級だと普通の選手になる。埋もれると思います」とも語っています。

階級を制覇する事と団体統一チャンピオンになるのは同等の価値があるので、後者に舵を切っていく可能性も十分ありそうです。本人も語っていることから、スーパーバンダム級までは確実に上げてくるのは間違いないですが、将来的にはフェザー級まで上げてくると個人的に予想しています。

2階級4団体統一(バンダム・スーパーバンダム級)を目指してくるという事も考えられます。
いずれにしても、成し遂げることが出来たなら、確実に歴史に名を残すレジェンドになる事は間違いありません。

すでに現役を引退した元チャンピオンの声を確認してみましょう。

元WBAミドル級チャンピオン 竹原慎二の予想

下手するとスーパーフェザー・ライトくらまでいくんじゃない?ライトはともかくスーパーフェザーは余裕。
噛み合う相手を選べばスーパーフェザーのチャンピオンにはなれるんじゃないの?

元WBAライトフライ級チャンピオン 渡嘉敷勝男の予想

まだまだいくよ!5階級は確実にいく!!

元WBA世界フェザー級・ライト級チャンピオン 畑山隆則の予想

真面目なのがいい。これから井上選手が望むことが何であろうと全て実現するような気がいしてならない。

元WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン 内山高志の予想

ひょっとしたらバンダムよりスーパーバンダムの方が適性があるかも。フェザーは全然いける。スーパーフェザーもいけるんじゃないかな?逆にそのくらいになった方が、体が強くなってもっとすごくなる可能性がある

元WBCバンダム級王者 山中慎介の予想

どこまで階級を上げるのか楽しみ。4団体統一をまず見てみたい。それとは別にワンマッチでいいから2階級上のフェザー級で今すぐにでもみてみたい。井上選手の強打がどこまで通用するのか、相手が耐えられるのか。

元WBA世界ライトフライ級チャンピオン 具志堅用高の予想

今後もこの調子でやればスーパーバンタムでも確実にチャンピオンになれる。5階級もやる。

ワールドスポーツジムトレーナー 藤原俊志トレーナーの予想

エディ・タウンゼント賞(年間最優秀トレーナー賞)を2006年に受賞。K1の武尊選手のトレーナーでもある

ローマン・ゴンザレスがフライからスーパーフライに上げて壁にぶつかった。長谷川穂積選手もバンタムからフェザーに上げて結構しんどかった。ああいう壁がどこかで来る。井上選手がスーパーフェザー級の一流どころ、全盛期の内山高志選手とやったらと考えるとちょっと厳しいかも。

ローマン・ゴンザレスは、かつてパウンドフォーパウンド1位に君臨した選手です。

元WBA世界ミニマム・IBF世界ライトフライ・WBC世界フライ級王者 八重樫東の予想

いってもフェザー。それより上の階級となると試合は出来たとしても高いパフォーマンスを求めるのは酷な話。

と、歴代チャンピオンや名トレーナーの意見を見てみました。井上選手とより関係が近い選手になればなるほど発言はより慎重になる印象ですね。

ところで、現在日本人で井上尚弥選手以外にも著名な強いボクサーは他にもいますが、その選手らと今後戦う可能性はあるのでしょうか?日本人同士の頂上対決を見てみたいですよね?実際どうなのか、可能性を調査しました。

那須川天心・井岡一翔・亀田和毅との対戦の可能性を検証

国内の人気ボクサーには

  • 7月にチャンピオンを防衛した井岡一翔
  • 6月、武尊選手との死闘を制し、無敗のまま総合格闘技からボクサーに転向した那須川天心
  • 亀田3兄弟最強と呼ばれる亀田和毅

らがいますが、彼らと井上尚弥選手が戦う可能性がどれくらいあるのか、調べてみました。まずはそれぞれの階級を見てみましょう。

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階級体重(キロ)MEMO
スーパーフライ級52.16キロ井岡一翔
(4階級制覇)
バンタム級53.52キロ井上尚弥
(3階級制覇)
スーパーバンタム級55.34キロ亀田和毅
那須川天心
フェザー級57.15キロ

みなさん、近い階級ですね。井上尚弥選手は1年以内にはスーパーバンダム級に上げてくるので、各選手と戦う可能性が無いわけではありません。

まずは那須川天心選手ですが現実問題として、ボクシング転向直後で実力が未知数なため、運営側もリスクを考えて、すぐにマッチングすることはないでしょう。まずはどこかの団体でチャンピオンになってから挑戦権を得るというイメージでしょうね。

チャンピオンになった上で、井上尚弥選手が4団体統一を目指すのであれば拳を交える事は確実となります。

ただ、世界最強の格闘家(パウンドフォーパウンド1位)との勝負はあまりにもリスクが高いので、那須川天心選手としては階級を下げるか、上げるかでスーパーバンダム級を回避という道もあります。

亀田和毅選手は次戦(2020年7月30日)はフェザー級の選手と対戦し、勝利した場合は再びスーパーバンダム級に戻りチャンピオンを目指すことを明かしています。それが実現すれば、当然井上尚弥選手の道の先にいるわけですから、可能性が一気に高まります。

当時10年間無敗のWBAバンダム級チャンピオン、ジェイミー・マクドネル(当時)に亀田選手は2連敗したのですが、そのマクドネルを井上選手は1RでKO・瞬殺しています。

なので、まずはスーパーバンダムのチャンピオンになる高い壁を超える必要があります。
その壁を越えた後、さらに高い壁(井上尚弥)が聳えているので、仮に実現しても、結果は見えているように思います。



井岡一翔選手の場合は本人が5階級制覇を目指して階級を上げ、井上尚弥選手が今の階級に留まれば可能性はありますが、井岡選手はその気がないようですし、井上尚弥選手も階級を上げてくるので実現することは無さそうです。

亀田和毅の対決は7月30日!

まとめ

井上尚弥は何階級制覇できる?天心・井岡・亀田との対戦の可能性を検証ということでご紹介してきました。
井上尚弥選手は体重だけで考えば

スーパーバンダム級→フェザー級

の計5階級を目指すというのが現実的な所です。しかし本人はベストのパフォーマンスが出せない階級では勝負しないという発言をしていることから

バンダム・スーパーバンダム級での4団体統一

を目指す道もあります。

また、国内で人気の那須川天心・井岡一翔・亀田和毅らと試合をする可能性ですが、井岡さん以外は、スーパーバンダム級でチャンピオンになれば確実に見ることが出来ます。

しばらく時間はかかりそうですね。気長に待つことにしましょう。

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